スロウ

先日の天皇賞のデータを見たんですが、上がり3Fの数字がすごいです。一番遅いのが逃げて8着のストーミーカフェの34秒1。34秒台はこの一頭で、次が同じく先行して9着のタップダンスシチーの33秒9。一番速い時計を出したのがハットトリックで32秒6。次に速いのが勝ったヘヴンリーロマンスゼンノロブロイキングストレイルの32秒7です。ここで気になるのがキングストレイルで、2角3角4角をそれぞれ17番手18番手18番手で進み、最終的に16着。この位置から勝とうと思うと、勝ち時計が2分0秒1でキングストレイルが2分1秒1なので、上がり3Fで31秒7の脚が必要です。恐ろしい数字です。32秒7と聞くと一見すごい数字のようですが、これだけのメンバーが集まった中では特筆すべきことでもないのでしょうか。あまり詳しく研究してないのでなんとも言えませんが、道中がスローペースなればなるほど脚にかなり負担がかかりそうです。それに加えてこんな競馬になると大外一気なんて芸当はそうそうはできなくなるので道中での厳しい隊列争いも加わってきます。強い馬になればなるほどケガで引退というのが目立つのはこういうところに原因の一つがなるような気がします。
僕は先行して粘って粘ってスタミナ勝負!という競馬が好きです。